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放射線科
放射線科機器紹介
一般X線撮影
放射線診療の第一歩はX線単純撮影(レントゲン撮影)です。当院では整形外科専門医が多く在籍する病院ということもあり、主に全身の骨・関節の形態・機能観察のために検査を行っています。
透視・造影検査
造影、透視とは、名前の通り、X線を用いて人体を透視し、その様子をTVモニターで観察しながら写真を撮る検査です。当院では島津製作所製のSONIALVISIONを導入しております
CT検査
CT検査はX線を使用していますが、レントゲンとは異なり体の周りを360°情報収集することにより体の輪切りなど様々な断面の画像を得る事ができ3次元的な情報を提供できます。
当院では高スペックの機器を新しく導入し、従来よりも少ない被曝量で高解像度の画像を提供しています。また、整形外科分野の検査だけではなく頭部、胸腹部や心臓の血管である冠動脈の検査も行っています。
検査は横になっていただくだけですが、検査内容によっては5~10秒ほどの息止めが必要になる検査や、造影剤を使用して検査を行うことがあります。
骨密度検査
我が国の骨粗鬆症患者数はおよそ1.280万人(2005年人口構成)と言われています。
「骨の強さ」は骨密度と骨質の二つの要因で表され、骨密度が骨強度の約70%を説明します。骨密度検査では骨密度(骨量)を測定し、骨粗鬆症の判定(程度)や薬物治療の効果観察を行います。
当院では東洋メディック社製“Horizon”を新規導入し、腰椎、大腿骨近位部、前腕骨のみならず、全身や任意領域設定など多彩な計測が可能となりました。
ハード面ではセラミックディテクターや高周波X線管球を採用することで、これまでより検査時間は短縮され低被ばく線量・高画質で精度の高い検査を実現できるようになりました。
ソフトウェア面では、海綿骨構造指標ソフトウェア(TBS iNsight)を搭載し、骨質・骨微細構造の評価、骨折リスクの予測などにも役立てています。
MRI検査
MRIとは、磁石と電波の共鳴現象を利用して体の組織を画像化したものです。非常に強力な磁場と電波を用いており、放射線は使用しない被ばくの心配のない検査装置です。
MRI装置は、多彩な組織コントラストによりX線を用いた検査では見えなかった軟骨や靱帯も描出可能なため、整形外科の領域において非常に重要な検査となっています。
当院では、Philips社製Elition 3テスラ、Ingenia 1.5テスラの2台を導入しております。3テスラ装置では、撮影装置の内径が広く、また寝台にコイルを埋め込むことにより患者さんへの圧迫感がない快適な検査空間を確保しています。