薬剤部では患者様が安心してお薬を使用して頂けるよう様々な業務を展開しています。
調剤、監査、医薬品の適切な保管・管理、入院患者様の内服薬の確認・服薬説明、最新の医薬品情報の収集と提供など、多岐に渡る業務を通し医薬品の適正使用と医療事故の防止に貢献しています。
患者様を中心に医師・看護師・その他多くの医療スタッフと協力し、最良の医療が提供できるよう薬剤部一丸となって日々の業務に取り組んでいます。
お薬のことでご不明な点などありましたら、お気軽に薬剤師にご相談下さい。

調剤業務

注射調剤業務

医師が入力した注射箋の内容について、患者様の年齢・体重・検査データ等をふまえ適切な投与設計であるか、相互作用・配合変化に問題がないかなどを薬剤師が監査した上で、患者様ごとに 1 日分ずつ注射セットを作成、別の薬剤師が最終鑑査を行った上で各病棟へ払い出しを行っています。

入院前持参薬確認

手術の予定が決まった患者様を対象に、薬剤師が、現在使用中のおくすり（サプリメントを含む）について聞き取りを行います。
術前休薬等について、医師や看護師へ情報提供をしています。

DI （医薬品情報）業務

DI室では当院で採用している医薬品（約 600 品目）を始め、「薬」に関する情報を幅広く収集・評価・加工し、医師・看護師・その他多くの医療スタッフに提供しています。また他の医療スタッフからの医薬品に関する問い合わせにも応じています。
さらに新しく採用となった薬の情報や副作用情報、DI室に寄せられた質問、最近の薬に関する話題などを掲載した DIニュースを発行し、適正な薬物使用と医療の質の向上に努めています。

病棟薬剤業務

2014 年 2 月から各病棟に病棟担当薬剤師が配置されました。病棟に常駐することでより安全で円滑な薬物療法が提供できるよう業務を行っています。

1. 医薬品の投薬・注射状況の把握
2. 医薬品の安全性情報等の把握及び周知並びに医療従事者からの相談応需
3. 入院時の持参薬の確認及び服薬計画の提案
4. ２種類以上の薬剤を同時に投与する場合における投薬前の相互作用の確認
5. 患者様に対するハイリスク薬等に係る投与前の詳細な説明
6. 薬剤の投与にあたり、流量または投与量の計算等の実施
7. 患者様の状況把握（効果・副作用モニター等）と処方提案
8. TDM による処方提案
9. 適切な医薬品の保管管理のチェック
10. カンファレンス参加 など…

薬剤管理指導業務

入院患者様を対象に薬歴管理及び服薬指導を行っています。
相互作用のチェック、副作用のモニタリング、剤型の評価や一包化の提案など薬剤師の視点から患者様と関わることで医薬品の適正使用の推進を図ると共に、単なる薬の説明に留めることなく、その服用意義を患者様の理解度に合わせてわかりやすく伝えることで薬効を意識した正しい服薬の向上に努めています。また患者様から得られた情報を医師や看護師にフィードバックすることで、より安全で効果的な薬物療法を支援しています。

チーム医療への参加

患者様に良質な医療を提供すべく、医師・薬剤師・看護師・その他多くの医療スタッフが一体となりチーム医療を実践しています。薬剤師もチームの一員として各種の委員会に参加し、専門性を発揮しています。

• ・医療安全委員会
• ・感染対策チーム（ ICT ）
• ・栄養サポートチーム（ NST ）など…

薬剤部内勉強会

月に一回程度、新薬、新当院採用薬、採用検討薬についての勉強会を行っています。